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第33番 瑠璃山 真福院 井戸寺(いどじ) -真言宗善通寺派-
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所在地:徳島県徳島市国府町井戸80-1 電話:088-642-1324
御本尊:七佛薬師如来
札所観世音:十一面観世音菩薩
御詠歌:るりのいろ すめるはきよき やまのいを
くまばこころの あかやすすがん |
■四国八十八ヶ所の兼務寺のため、御朱印をご依頼時には「西国三十三ヶ所の御朱印」とご指定ください■ |
四国第十七番霊場。別格本山である井戸寺は、第四十代天武天皇の勅願道場で白鳳二年に開基されたと伝えられています。その頃は妙照寺とよはれ、八町四方の広大な境内と十二坊を有する大寺であリました。
弘仁年間弘法大師はこの地にとどまり、ご本尊を拝して修行され、丈八尺の十一面観世音薩立像を刻まれて安置されはした。そしてこ地方の水が濁流なのを憂いて、錫杖で一夜のうちに井戸を掘られたら、清水がこんこんと湧き出て大師のお姿を写されたであリます。
そこでご自身の姿を石に刻まれました。面影の井戸というのも、また井戸寺の寺号もこのためであリます。
この石の尊像に日を限って祈願すればかならす願いをかなえてくれるので、それ以来日限(ひかぎり)大師として拝まれています。
その後貞治元年細川頼之の兵乱と天正十一年三好存保・長曽我部の戦いで、寺運衰退したが、蜂須賀五代光隆公の発願にて再建し漸次堂宇伽藍を整備されました。
当寺は阿波西国三十三ヶ所の結願所であり、そのご本尊十一面観音菩薩は、弘法大師一刀三礼の御作で、国の重要文化財に指定されています。文部技官久野健先生に、その著「日本佛像史」の中で、四国一の佛像と激賞されています。 これまで六角観音堂に安置してありましたが、その奥殿として収蔵庫が完備してここに安置しています。
当寺の大門は、蜂須賀喜公が大谷別邸の門として寄進されたものを、解体してこの地に移築しました。武家造りの由緒ある大門であります。
当寺は阿波仏像の宝庫として有名であリ、日光・月光菩薩の二軀は県指定の文化財であリます。
附近の名所に櫻間の池があります。(当寺よリ西へ約二キロ)
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■駐車場情報 駐車は境内へ
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